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消費不況が続く中、多くのビジネスワーカーは、苦戦を強いられていると思います。高価格な物はなかなか売れない、低価格な物は利益が薄いし、売りやすいので、多くの同業他社が参入してきて競争が激しい。
では、今後私たちビジネスワーカーはどのような戦略を取ればいいのでしょうか? 高価格戦略ビジネスか、低価格ビジネスか?
それは、「高価格戦略」のビジネスでしょう。
ただ、ここで言う「高価格戦略」と言うのは、ただ単に、価格が高い物を販売していくと言うのではなくて、「高い価値を売る」つまり、今あるものに自分なりの価値をつけて売る、自分なりのノウハウをつけて売る、あるいは、自分で作り出すと言うことです。
現在、インターネット上では様々な、成功するためのノウハウや、
セミナーなどが1万円位から数十万円位するようなものまで販売されています、これも高価格戦略ということになります。
現在の消費者の多くは、自分にとって価値がないと思う物には、それがいくら安かろうが購入しません。(無料となると請求する人は大勢いますが、特にインターネット上) 逆に、自分にとって価値があるものだと感じたら高額な物でも購入するのです。
もちろん、低価格で高品質、と言うのがベストな商品でしょうが、通常、低価格な物と言うのは、どうしても低品質になってします。これを高品質にして利益を上げるには、莫大な資金力と、大量生産、大量仕入れなどが不可欠になります。(薄利多売)
「低価格戦略」というのは、数の勝負、資金力がモノをいう世界であり、大企業の専売特許だからです。高品質な物を安くするには、資金力や企業力というバックがあって初めて可能になります。
しかし、価格を売り物にしている以上、必ずそこには価格競争が勃発します。最終的には厳しい消耗戦になってしまいます。
こうなってしまうと生き残っていけるのは、やはり資金力のある大企業になるわけですが、低価格戦略にも限界があり、いくら大企業と言っても苦戦を強いられているのが現状です。
事実、ユニクロやマクドナルドなどの低価格戦略をとっている企業も、業績が低迷しているわけです。
価格を売り物にしている以上、それ以下の価格で同等の品質とサービスを兼ね備えた同業他社が参入してきた途端、顧客は根こそぎ奪われてしまいます。
つまり、我々ビジネスワーカーも低価格戦略をとっているビジネスに参加した場合、それは、価格競争に巻き込まれる可能性のあることを意味します。
我々、ビジネスワーカーがこういったビジネスに参加しても続きません。価格競争、消耗戦で生き残っていけるのは、莫大な資金力を持った大企業だけなのです。
我々凡人が、ビジネスで成功するには、大企業が参入してこない、
スキマを狙ったビジネス(隙間産業)に高価格戦略を取っていくべきだと思います。
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